夢のSydneyでシドニー

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UNSW(その2)

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UNSW(その2):

UNSWのキャンパスライフは日本の大学とはかなり違うように感じる。宿題の締め切りなど,契約的なことに関しては厳しいが,基本的には何でもありというような感じである。特に,以下の点には驚いた。1. 廊下や階段に輪になって座り込んでパソコンをいじっている。講義の後とかに,グループで廊下や階段に座り込んでいるのを良く見かける。あまり,通行人のことは気にしないように見える。ここでは通る人が踏まないように隙間を通るのがルールのようだ。2. アジア系の学生の数が圧倒的に多い。少なくとも1/3はアジアではないかと思う。特に中国が多いようである(中国語の会話が頻繁に聞こえる)。3. 授業が遅くまでやっている。ほぼ毎日少なくとも午後7時までは授業がある。9時ごろにやっているのを見かけたこともある。社会人の大学院生が多いことが関係しているのかもしれない。4. IT関係の設備が充実している。図書館にはパソコンが(おそらく)300台以上設置されており,予約した学生はすきに使えるようである。IT service centerというものあり,パソコンやネットのトラブルにも対応してくれる。School of Mining engineeringにもITルームがあり,およそ50台のパソコンが置かれている。私は使ったことがないが,学生の話によるとMining関係のソフト(応力解析や発破のシミュレーションなど)も充実しているそうである 。5. その他の設備もいろいろある。キャンパス内に銀行,郵便局,プール,ジムがある。ただし,プールや事務は有料で,そこそこの値段らしい。メインゲートの近くにはバーもあり,昼からビールを飲んでいる人も良くみかける。また,あちこちにバーベキュー用のグリルが設置されており,何かの打ち上げやパーティなどで使われているようである。6. セキュリティが厳しい。とにかくセキュリティは厳しい。私のいる部屋もオートロックであり,部屋をでるときは常にカギを持ってでる。一度忘れたことがあり,誰か来るのを30分ほど待ったこともある。また,空気の入れ替えのためにドアを開けっ放しにしていたら,見ず知らずの学生が「何かあったの?」といってわざわざやって来たことがある。スタッフのいるブロックには夕方5時になると入れなくなる。最後の人がロックして帰るのが決まりだそうだが,みんな早く帰るため5時になると入れない。水などの補給は4時半にすることにしている。金曜日に8時くらいまで部屋にいたことがある。警備員がやってきて「お前はいったい何時に帰るのか?」と聞かれたことがある。「あと1時間くらい」というと結構いやそうな顔をして帰っていった。以前にセキュリティを解除しないで部屋に入ったときに怒鳴り込んできた警備員である。彼は私のことを覚えているのだろかうか?

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UNSW(その1):

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UNSW(その1):

かなり遅くなったが,今回は私の通うUniversity of New South Wales(UNSW)について書いてみたい。UNSW はCityと呼ばれるシドニーの中心部から南東の方向に約5kmのところに位置し,Central駅から,バスで15分くらい,歩くと55分くらいである。Kensington と呼ばれる閑静な住宅地にあり,近くにはMoore Parkという大きな公園やゴルフ場,競馬場などがある。また,東には歩いて30分のところにCoogeeビーチもあり,都会のゴミゴミした雰囲気はなく,非常に恵まれた環境といえる。このせいか,大学の近くのアパートの家賃は思ったより高い。大学が所有するビジター用のアパートは2ベッドルームで800ドル/週である。1ドル80円で計算すると,一か月の家賃は約26万円ということになる。おそらくこれは東京より高いであろう。 UNSW は1949年にNSW工科大学として設立されたそうで,私の所属するSchool of Mining Engineeringは設立当時からあるSchoolの一つのようである(こちらでは学科のことをSchoolと呼ぶ)。現在UNSWには10の学部がある。Art and Social ScienceやFaculty of College of Fine Artsなど,私には違いのよくわからない学部もある。工科大学としてスタートした歴史もあり,工学部はオーストラリアで最も規模が大きいそうである。Wikipediaによると,学生数は4万人となっているが,Paulに聞いてみたときには約2万5千人といっていた(ような気がする)。学生にはFull timeとPart timeなどいろいろあるみたいで,数え方の違いだと思われる。 Group of eight とよばれる大学連合に属しており,オーストラリアでは5本の指に入る名門大学だそうである。世界ランキングでも常に50位には入っているようである。キャンパスは思ったより狭い。というより建物と建物のスペースが小さいため,狭く感じるのかもしれない。はしからはしまでは歩いて20分くらいである。それもシドニーならではの坂道であり,東に向かって階段を上っていくことになる。正門を入るとすぐにラグビー用の芝のグランドがあり,クリケットをやっているのもよく見かける。図書館が大学のシンボル的存在であり,「UNSW」の大きな看板が掲げられている。この看板はかなり遠くからでも見え,良い目印になる。シティにあるシドニータワーからも見えるほどである。学食は私が見つけただけで4か所くらいある。メニューは豊富で,欧米系,中国,インド,マレーシア,タイなど,まさに多国籍である。日本食も人気なようで,寿司ロールの店もある。アジア系専門の学食もある。意外と座席が少ないが,学食の近くにはきれいな芝のローンがあり,多くの学生はこのローンでくつろぎながら食べている。晴れの日はそのまま寝ている学生も見かける。驚くいたことに学生の中には裸足で来る学生がいる。それもオージーらしき金髪の女子学生によく見かける。靴が買えないとは思えない。たまたま盗まれただけとも思えない。裸足の方が気持ちがいいのであろうか?あるいはこれもファッションなのであろうか?大学に下駄を履いていけと言われればできるが,さすがに「裸足」はいやである。

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集中講義に参加:

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集中講義に参加:

先週の月曜から金曜まで集中講義に参加させてもらった。掘削(Cuttings)と発破(Blasting)に関する講義である。こちらの講義のスタイルを知りたかったし,分野的にも興味があった。担当者のPaulにお願いしてみた。講義の3日ほど前に,「空きがでたからいいよ」といわれた。月曜と火曜日の午前中はPaulによるCuttingsの講義だった。最初の時間はガイダンスであり,講義の内容と成績の評価方法,課題(Assignment)の話だった。次に,コンティニュアスマイナーなどに使われているピッキングの授業があった。せん断破壊による切削には西松先生の式がでてきた。日本人の提案した理論が使われていると知って何となく嬉しなった。二日目は,ディスクカッターによる切削の話だった。Cuttingsの体系的な講義は大学3年生のときに木下先生に習って以来であり,非常に勉強になった。一通り授業が終わると演習問題がでた。二日目の午後からはBlastingの授業が始まった。Peterという発破の専門家が講師である。爆薬の成分から爆発時の化学反応などの話から始まった。次は,応力波の伝播とそれによる亀裂の発生・進展の話であった。基礎的な話が終わると実用的な話に移った。露天掘り鉱山における発破の設計,起爆薬や伝爆薬などを含めた雷管の話もあった。オーストラリアでもベンチ発破にはANFOがメインであること,電気雷管はあまり使われないことがわかった。驚いたのは,ベンチ発破を同時に4列くらいやることである。私は日本のベンチ発破では特殊なもの以外は1列のものしか見たことがない。発破する順番などにはいくつかのパターンがあり,非常に興味深く聞くことができた。こちらでは日本でいう最少抵抗線がBurdenという言葉で表現されていた。両者が全く同じ意味かはわからない。基本的にはPowder factorとベンチの幾何学で設計するようである。破砕性や地盤振動,飛び石の制御の話もあった。最終日の金曜日には坑内の発破の話があった。Burn cutなど,日本でもよく聞く話だった。
印象に残ったことの一つは,こちらの講義はかなり実用的であることである。日本の講義でよくある基礎式の誘導のような話はなく,基礎式を前提として話が始まる。そして,それをベースとしたいろいろなEffectの話が続き,最終的には実用的な設計の話で終わる。
二つ目は,課題が総合的であり,かつ,かなりレベルが高いことである。例えばCuttingsに関する課題は所定の岩盤を切削するのに最適な切削方法とマシーンの選定である。これには,切削角の計算からカッターの摩耗による切削能力の低減,マシーンに要求される性能(トルクなど)や消費電力量の計算まで行わなければならない。
3つ目は,成績評価が厳格であることである。締め切り時間を1分でもすぎたら,減点となるらしい。また,教科書や文献をうつしていないかなど,専門の部局がソフトウエアを使ってチェックするらしい。同じような表現・内容が何パーセントくらいあるかなどが調べられ,それにより減点やときには落第となる。これに関しては最初のガイダンスで繰り返し説明があった。非常に徹底しており,学生も納得しているようである。以前,同じ部屋のJames とDemonがAdvanced Rock Mechanicsの課題をやっていた。私の専門なので,「もしわからないことがあれば教えるよ」といったことがある。しかし,彼らは私に聞いてくることはなかった。もちろん私の英語力を知っていてあえてきかなかったのかもしれないが,自分で考えることが重要であるということを認識しているようである。これは,日本の学生にも見習ってほしいことである。もちろん,私も見習わなければならないことがある。授業の実用性である。ついつい理論的な話に時間を費やしてしまうが,エンジニアにとってはオーストラリアのような実用的な話の方が役に立つと感じた。
などと偉そうに書いてみたが,講義の方は半分しか理解できていないかもしれない。
 さて,昨日は上の娘の誕生日だった。ケーキを買ってきて食べてみた。死ぬほど甘くて少なくとも私は夕食を食べる気になれなかった。

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シドニー日本人学校:

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娘たちは,シドニーの北の郊外にあるシドニー日本人学校に行っている。現地校を勧めてみたが,猛烈な反対にあった。あまり無理に行かせると精神的にストレスを受け,登校拒否にいたる場合もあると聞いたので,本人たちの希望を尊重することにした。
この学校には日本語コースとインターナショナルコース(英語コース)が,各学年1クラスずつある。もちろん,日本語コースに入学させた。幸いなことに,日本語コースにもネイティブによる英会話の授業が毎日1時間ある。また,体育,音楽,図工などは両コースミックスでやるようだ。これなら多少英会話の素養ができるかもしれない。最近シドニーは日本人が少なくなったそうで,一クラス15人くらいである。幸いなことに少人数教育である。日本からの派遣教員は12名,現地採用の先生は18名である。その他,ゼネラルマネージャーが1名,事務員6名,ケアテイカー1名がいる。敷地は驚くほど広い。56,330m2であり,1周200mの全天候型のトラックがあるのには驚いた。美しい森の中にあり,教育環境としては申し分ない。娘の話によると,たまに山火事が起きるそうである。現に娘たちが通ってから3日目にも起きたそうである。スクールバスが近くの電車の駅からでており,通学は楽そうである。小学生は必ず親が送迎をしなければならないようであるが,母親たちにとっては,おしゃべりするのに絶好の機会のようである。女房は早速おしゃべりの輪に入り,二日目には,なんと家に2人ほどご招待したそうである。驚くほどの社交性である。おかげさまで,ショッピングのことはすでに私より10倍くらい詳しくなってしまったようである。私にとっては脅威である。

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家族の到着

家族の到着:

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9/11(日)に家族がシドニーに到着した。オペラハウスやNSW州立美術館などに案内した。大学にも連れて行った。シティのピットストリートにあるお洒落なショッピングモールに行くと女房の目つきが変わった。以前,ポールと食事したときに,「私の住んでいるChatswoodには大型のショッピングセンターがあり,買い物には非常に便利だ」と言ったことがある。ポールは「それは便利だが,お前にとっては危険だぞ」と言って笑っていた。女性の買い物好きはオーストラリアも同じようである。オペラハウスやセントメリー大聖堂などの名所に連れていっても,娘たちにはいつも「今日は何時に帰れるの?」と聞かれた。家に着くとすぐに日本から持ってきた漫画を読み始める。子供にとっては建物や景色などはどうでもいいようである。こちらに来てからの私の研究の成果はあまり意味がなかったようである。ただし,電車とフェリー,ビーチは喜んでくれた。これからの週末は電車とフェリーを乗り継いで,ショッピングモールを素通りし,ビーチに行くことにしよう。

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